「そろそろ子供に野球用のグローブを買ってあげたいけれど、どれを選べばいいのか分からない」という保護者の方は多いのではないでしょうか。
大人用のグローブとは選び方のポイントが異なりますし、成長期の子供は数年おきに買い替えが必要になることもあります。
この記事では、少年野球用グローブの選び方を、低学年・高学年それぞれの目安を交えながら解説します。サイズの測り方や買い替えのタイミングなど、初めてグローブを選ぶ保護者の方が迷いやすいポイントもあわせて取り上げました。
少年野球用グローブの特徴(大人用との違い)
少年野球用のグローブは、大人用に比べて全体的にコンパクトで、革が薄く柔らかめに作られているものが多いのが特徴です。
子供はまだ握力や手の大きさが十分ではないため、硬く重いグローブでは操作しづらく、捕球の練習そのものが嫌になってしまうこともあります。そのため、軽さと柔らかさを重視した設計になっているモデルが主流です。
大人用のグローブをそのまま子供に使わせると、サイズが合わず変な癖がついてしまう可能性もあるため、できるだけ子供専用のモデルから選ぶことをおすすめします。
また、少年野球用のグローブは価格帯の幅も広く、練習用として気軽に使えるエントリーモデルから、試合でも長く使えるしっかりした作りのモデルまでさまざまです。最初の1つは、傷んでも買い替えやすい価格帯のものを選び、野球を続ける意欲が固まってきた段階で、より本格的なモデルにステップアップしていくという考え方もあります。
学年・年代別の選び方

低学年(小学校1〜3年生ごろ)
低学年のうちは、とにかく軽くて開閉しやすいグローブを選ぶのがポイントです。
革が柔らかく、購入してすぐに使い始められるモデルであれば、型付けに時間をかけずにどんどん練習に取り組めます。ボールを怖がらずに捕球する練習をしている段階でもあるため、操作のしやすさを最優先に考えるとよいでしょう。
カラーやデザインも豊富に用意されているため、機能面の条件を満たしたうえで、お子さんが気に入る色柄を選んであげると、練習へのモチベーションにもつながります。手にはめてみて重さを感じるようなら、その時点で無理に使わせず、より軽量なモデルに変更することも検討してください。
高学年(小学校4〜6年生ごろ)
高学年になると、体格差やポジションの適性も見えてくる時期です。
守るポジションが固まってきた場合は、少しずつポジション別の特徴を持つグローブを検討してもよいでしょう。また、本格的に硬式・軟式の違いを意識し始める子もいるため、所属チームの規定やボールの種類に合わせて選ぶことも大切です。
チームによっては指定のメーカーやモデルがある場合もあるため、購入前にコーチや先輩の保護者に確認しておくと、無駄な買い替えを避けられます。この時期は、子供自身の「もっと上手くなりたい」という気持ちに寄り添って、少し背伸びしたモデルを選んであげるのも一つの方法です。
サイズ・柔らかさの目安
少年野球用グローブのサイズは、メーカーごとに号数や表記が異なりますが、共通して言えるのは「大きすぎるものを選ばない」ということです。
大きいグローブは将来長く使えそうに見えますが、子供の手に合っていないと開閉がうまくできず、捕球のフォームが崩れる原因になります。手のひらを軽く握って、指の先までしっかり届く程度のサイズを目安に選びましょう。
柔らかさについては、購入時点である程度手で開閉できる硬さのものを選ぶと、型付けの負担が少なく済みます。可能であれば、購入前に店頭で実際にはめてみて、指の長さや手のひらの大きさに合っているかを確認するのが一番確実です。
通販で購入する場合は、各メーカーが公開しているサイズ表と、お子さんの手のひらの実寸を照らし合わせてから注文するようにしましょう。

ポジション別グローブが必要か
低学年のうちは、ポジションを固定せずにいろいろな守備を経験することが多いため、まずは汎用性の高いオールラウンドタイプのグローブで十分です。
高学年になり、投手や捕手など専用のグローブ・ミットが必要なポジションを任されるようになった場合は、そのポジションに適したモデルへの買い替えを検討するとよいでしょう。
低学年のうちから専用グローブを揃えすぎると、ポジションが変わるたびに買い替えが発生してしまい、費用面でも負担が大きくなりがちです。まずはオールラウンドタイプで基本の動きを身につけ、本人の得意なポジションが定まってきたタイミングで専用モデルを検討するという流れが、無理なく続けやすいでしょう。
チーム内での練習試合を通じて、複数のポジションを経験させてもらえると、お子さん自身がどのポジションに向いているかを見つけるきっかけにもなります。指導者と相談しながら、焦らず適性を見極めていくとよいでしょう。

買い替えのタイミングの目安

子供の成長スピードには個人差がありますが、一般的には手のサイズが大きく変わる1〜2年ごとに、グローブのサイズが合っているか見直すとよいとされています。
また、練習や試合で使い込むうちに革が伸びたり型崩れしたりすることもあるため、サイズだけでなく状態も定期的にチェックしましょう。手にはめてみて指がグローブの先まで届かない、逆にゆるくてすぐ外れてしまうといったサインが見られたら、買い替えを検討するタイミングです。革が硬くなって開閉しにくくなっている場合も、手入れで改善しないようであれば買い替えのサインと考えてよいでしょう。
進級や新学年のタイミングに合わせて、シーズンオフのうちにグローブの状態を親子で確認する習慣をつけておくと、いざ練習や試合が始まってから慌てずに済みます。買い替えの際は、これまで使っていたグローブのどこが窮屈だったか、逆にどこが気に入っていたかをお子さんに聞いてみると、次に選ぶモデルの参考になります。
長く使ってきた愛着のあるグローブほど、手放すタイミングに迷うこともあるかもしれませんが、安全に楽しくプレーを続けるためにも、体格に合ったサイズへの更新を優先してあげてください。
おすすめメーカー・商品
少年野球用グローブは各メーカーから幅広いラインアップが展開されていますが、初めての1つを選ぶ際は、軽さ・柔らかさ・扱いやすさのバランスが取れたモデルから検討するのがおすすめです。
ミズノやゼットといった大手メーカーのグローブや、新興メーカーの中でも少年用グローブに定評のあるGSグローブなどは特におすすめ。実際に店頭で試着できる場合は、お子さんの手にはめてもらい、開閉のしやすさを一緒に確認すると安心です。
オンラインで購入する場合も、サイズ表と口コミを参考にしながら、迷ったときは少し小さめのサイズを基準に検討すると失敗しにくい傾向があります。手入れ用のオイルやクリームも合わせて揃えておくと、購入後すぐに正しいメンテナンスを始められます。

まとめ
少年野球用グローブは、大人用とは違い、軽さと柔らかさを重視して選ぶことが基本です。低学年のうちは扱いやすさを最優先に、高学年になったらポジションや体格の変化に合わせて見直していきましょう。
サイズが合っているかを定期的にチェックしながら、お子さんが野球を楽しく続けられるグローブを選んであげてください。グローブ選びに正解は一つではなく、お子さんの体格や好み、所属チームの方針によっても最適な一枚は変わってきます。この記事で紹介したポイントを参考にしながら、実際に手にとって、お子さんと一緒に納得のいく1つを見つけてもらえたらうれしく思います。


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