野球グローブ選びにおいて「メーカー」は非常に重要な要素です。革の質、型の取りやすさ、耐久性など、メーカーによって特徴が大きく異なります。この記事では、日本・海外の主要グローブブランド16社を一挙紹介し、それぞれの特長とおすすめポイントを詳しく解説します。
グローブメーカー選びが重要な理由
グローブは、守備力を大きく左右する「手の延長」です。捕球感、重さ、フィット感などはメーカーによって個性があり、同じポジション用でも性能に違いが出ます。とくに中学・高校・大学と競技レベルが上がるにつれて、グローブに求められる機能性や耐久性も高まります。信頼できるメーカーを選ぶことで、パフォーマンス向上はもちろん、長期的なコストパフォーマンスも良くなります。
【日本】国産グローブメーカー13選
ミズノ(Mizuno)
日本最大手のスポーツメーカー。プロ使用率もトップで、幅広いラインナップが魅力。
- 特徴:高品質、耐久性、型崩れしにくい
- 価格帯:¥15,000〜¥70,000+
ゼット(ZETT)
守備強化モデルに定評あり。型付けしやすく、即戦力として人気。
- 特徴:初心者から上級者まで扱いやすい
- 価格帯:¥18,000〜¥60,000
久保田スラッガー(Kubota Slugger)
手作業による「湯もみ型付け」が有名。軽量でしなやかな使い心地。
- 特徴:柔らかさとフィット感が抜群
- 価格帯:¥30,000〜¥80,000
アシックス(ASICS)
人間工学に基づいた設計で、フィット感と操作性に優れる。
- 特徴:軽量・機能的
- 価格帯:¥20,000〜¥55,000
ハタケヤマ(HATAKEYAMA)
特にキャッチャーミットで定評があるブランド。補球面の安定性が高い。
- 特徴:捕手・一塁手向けの信頼感
- 価格帯:¥35,000〜¥90,000
玉澤(Tamazawa)
昭和の名選手たちが愛用した老舗。重厚な作りで根強い人気。
- 特徴:高級感・上級者向け
- 価格帯:¥40,000〜¥100,000以上
SSK(エスエスケイ)
コスパ重視で学生プレーヤーに人気。カラーオーダーにも対応。
- 特徴:バランス型・初心者向けにも◎
- 価格帯:¥18,000〜¥55,000
ジームス(Zeems)
個性的なカラーや独自の型設計で注目。若年層に人気上昇中。
- 特徴:カスタマイズ性・デザイン性
- 価格帯:¥30,000〜¥70,000
アトムズ(Atoms)
高品質な国産革と個別対応型のグローブ作りに定評。実力派が好むブランド。
- 特徴:丁寧な作り・フィット感の高さ
- 価格帯:¥35,000〜¥85,000
IPセレクト(IP Select)
「感性を形に」をテーマにした革新的メーカー。独自の設計が支持を集めている。
- 特徴:ハンドメイド感・美しいフォルム
- 価格帯:¥35,000〜¥90,000
ドナイヤ(Donaiya)
プロ選手にも愛用者が多い注目ブランド。軽量で柔らかく、試合用に最適。
- 特徴:即戦力・プロ志向
- 価格帯:¥35,000〜¥80,000
GSグローブ(GS GLOVE)
品質にこだわった職人製作グローブ。近年人気が急上昇中。
- 特徴:コスパ・使いやすさ・丁寧な作り
- 価格帯:¥25,000〜¥50,000
ワールドペガサス(World Pegasus)
ユニークなデザインとカラーリングが魅力。個性派プレーヤーにおすすめ。
- 特徴:デザイン性・独自設計
- 価格帯:¥20,000〜¥50,000
【海外】海外ブランド3選
ローリングス(Rawlings)
MLB御用達の老舗ブランド。「プロプリファード」「HOH」などの上級モデルが有名。
- 特徴:革質・仕上がり・MLB仕様
- 価格帯:¥35,000〜¥100,000+
ウィルソン(Wilson)
A2000・A2Kシリーズで人気。軽量・操作性抜群。日本でも高校球児に人気。
- 特徴:軽さ・型の収まりが良い
- 価格帯:¥30,000〜¥90,000
ナイキ(NIKE)
野球用グローブも展開。MLB選手の使用実績多数。スタイリッシュなデザイン。
- 特徴:個性派デザイン・現代的なフィット感
- 価格帯:¥20,000〜¥60,000
メーカー別おすすめモデル
メーカー | モデル名 | 特徴 |
---|---|---|
ミズノ | グローバルエリート Hselection02 | 型崩れしにくく万能型 |
ゼット | プロステイタス BPROG760 | 即戦力モデル |
久保田スラッガー | KSN-6PSE | 軽量で柔らかい |
GSグローブ | GS ProLineシリーズ | 高コスパで手作業型付け対応 |
IPセレクト | Ip.041-Ss 内野手用 | 美しい造形と使いやすさ |
ドナイヤ | DJNII 硬式内野手用 | 柔らかくすぐ使える |
ウィルソン | A2000 1786型 | 操作性と軽さが両立 |
グローブ選びのポイントとFAQ
ポイント
- ポジションに合った型:内野手用・外野手用・捕手用などで大きく異なります。
- 革の種類:ステアハイド(硬め)、キップレザー(柔らかめ)など。
- 価格と用途のバランス:試合用・練習用で目的を分けるのも◎。
よくある質問(FAQ)
Q. 初心者におすすめのメーカーは?
A. ミズノやSSK、GSグローブなど、扱いやすい型が多いメーカーがおすすめです。
Q. 高校野球対応グローブの条件は?
A. 学校・連盟ごとに定められた規格に準拠したカラーやマークが必要です。ZETT、ミズノ、アシックスなどが定番。
Q. グローブの型付けって必要?
A. はい。新品の状態では革が硬いため、自分の手に合った型に仕上げることで操作性が格段に向上します。
まとめ
グローブメーカーによって性能や特徴は実にさまざま。この記事で紹介したように、定番から新興ブランドまで魅力的なグローブが数多く存在します。とくにGSグローブやIPセレクト、ドナイヤなど、ここ数年で評価が急上昇したメーカーも見逃せません。自分のレベルやポジションに合ったグローブを、信頼できるメーカーから選んで、プレーの質をワンランクアップさせましょう!
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