湯もみ型付けのデメリットとは?グローブの耐久性・型崩れに影響はある?

湯もみ型付けのデメリットとは?グローブの耐久性・型崩れに影響はある?

野球グローブの型付け方法として有名な「湯もみ型付け」。新品のグローブをお湯に浸けて柔らかくし、即戦力として使えるようにする方法です。

プロ野球選手や高校球児も取り入れている人気の型付けですが、実はメリットだけではなく「デメリット」も存在します。ただし、正しく湯もみを行えば大きな問題はなく、むしろプレイヤーにとって大きな利点となることも多いです

ここでは、湯もみのデメリットや注意点を整理しながら、安心して取り入れる方法を解説します。

目次

グローブの湯もみ型付けとは?

湯もみ型付けとは、グローブを60~70℃前後のお湯に浸し、柔らかくしてから型を作る方法です。

新品グローブは革が硬く、すぐに試合で使えないことが多いため、湯もみによって短期間で柔らかく仕上げられるのが大きな特徴です。

特に硬式グローブを使う選手や、すぐにでもグローブを使いたい方に選ばれる方法として有名です。

グローブを湯もみ型付けするデメリット

デメリット1. 革が傷みやすく耐久性が落ちる

湯もみは高温のお湯を使うため、革の油分が抜けやすく、乾燥してひび割れやすくなるリスクがあります。

ただしこれは、温度や時間を誤った場合に起こりやすいものです。適切に湯もみを施せば革への負担は最小限に抑えられるため、必ずしも「寿命が縮む」とは限りません。

デメリット2. グローブの型崩れリスクが高い

湯もみは一気に柔らかくする方法のため、独学で行うと捕球面が広がりすぎたり、ポケットが浅くなったりする可能性があります。

しかし、野球専門店などでプロが型付けを行えば、狙った型に安定して仕上げることが可能です。むしろ「自分の手に合った型」を短時間で作れる点は大きなメリットでもあります。

デメリット3. 失敗すると元に戻せない

湯もみをした後は元の硬さに戻せないため、失敗すると修正が難しいのは事実です。

ただし、正しい温度・時間・型付けの知識を持つ野球専門店に依頼すれば失敗リスクはほぼゼロです。多くのプレイヤーが安心して湯もみ型付けを取り入れています。

デメリット4. メーカー保証が効かない場合もある

グローブメーカーによっては湯もみ型付けを行うと保証が無効になることもあります。

とはいえ、多くの専門店はメーカーと連携した正規の方法で湯もみを実施しており、品質面でも安心できます。購入前に確認しておけば大きな問題にはなりません。

湯もみ型付けが向いていないケース

湯もみ型付けは便利な方法ですが、すべてのプレイヤーに適しているわけではありません。

例えば、グローブを長期間にわたってじっくり愛用したい人にとっては、耐久性を重視する観点から湯もみ以外の方法を選んだ方が安心です。

また、高価なグローブを買ったばかりの場合で、革本来の質を保ちたいのであれば、湯もみは避けスチームや手揉みなど他の型付け方法がおすすめです。

湯もみをするならプロに依頼すべき理由

自分でお湯を沸かして湯もみをするのは、温度や時間の調整が非常に難しく、失敗リスクが高いです。

野球専門店などでは専用の機材やノウハウがあり、プロが最適な湯もみをしてくれるため、型崩れや革の劣化を最小限に抑えることができます。もし湯もみを選ぶ場合は、必ず実績のあるショップやメーカーに依頼するようにしましょう。

湯もみ以外のグローブ型付け方法

湯もみのデメリットが気になる方は、以下の方法を検討するのがおすすめです。

  • スチーム型付け
    蒸気で柔らかくする方法。湯もみより革へのダメージが少なく、比較的安全。
  • 手揉み型付け
    オイルを少量なじませながら自分の手で揉み込む方法。時間はかかるが型崩れしにくい。

湯もみのデメリットを理解して型付け方法の選択を

グローブの湯もみ型付けには「すぐに使える」「柔らかく仕上がる」というメリットがありますが、「革の寿命が短くなる」「型崩れのリスク」「元に戻せない」といったデメリットも存在します。

しかし、これらはあくまで誤ったやり方をした場合に強く出やすいもので、適切に行えば大きな問題はありません。特にプロショップに依頼すれば、自分に合った型を安全に作ることができます。

グローブ型付けにはさまざまな方法がありますが、湯もみも正しく取り入れれば非常に有効な選択肢です。自分のプレースタイルや使用期間に合わせて、最適な方法を選んでください。

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