野球グローブの型付けは必要?メリット・デメリットを解説

野球グローブの型付けは必要?メリット・デメリットを解説

こんにちは!野球歴20年以上、グラブ大好きなひーちゃんです。

野球グローブを購入したとき、多くの人が最初に悩むのが「型付け(かたづけ)」です。
結論から言えば、グローブは必ず型付けを行うのが基本

新品のグローブは革が硬く、捕球の際に弾いてしまったり、思うようにボールが収まらなかったりします。
そのまま使うのはほぼ不可能で、型付けを行って初めて「試合で使える状態」に仕上がります。

この記事では、型付けの必要性・メリット・デメリット・正しい方法を徹底解説していきます。

目次

そもそもグローブの型付けとは?

型付けとは、新品のグローブを捕球しやすい状態に整える作業のことです。

  • 革を柔らかくする
  • ポケット(ボールを収める部分)を作る
  • 手の動きに馴染ませる

この工程を経ることで、ようやく「実戦で使えるグローブ」になります。

型付けには、「ショップに依頼する「自分で型付けする」の2通りがあり、自信がある方以外は、ショップに依頼することが無難でしょう。

型付けをするメリット

1. 実戦ですぐ使える

新品のグローブは革が硬く、そのままでは捕球したときに弾いたり、握り返すのに余計な力が必要になります。
しかし、型付けをすることで革が柔らかくなり、ポケットも整うため、購入直後から試合や練習で安心して使える状態になります。
特に部活や大会が控えている学生にとっては、「買ってすぐ使える」ことは大きなアドバンテージになります。

2. 捕球が安定する

適切な型付けを行うことで、ボールが収まる位置=ポケットがしっかりと形成されます。
これにより、ボールが弾かれにくくなり、捕球の安定感が増します。
内野手であれば送球までの動作がスムーズになり、外野手であれば強い打球にも安心して対応できます。
「捕る」「投げる」の一連のプレーに直結する部分なので、型付けの有無は守備力の差に直結すると言えるでしょう。

3. 手にフィットする

グローブは画一的に作られているため、そのままでは必ずしも自分の手にぴったり合うわけではありません。
型付けをすることで手のサイズやクセに合わせて調整でき、自然な開閉が可能になります。
使い込むほどに馴染んでいく過程も楽しめますし、早い段階で「自分の手に合った唯一無二の相棒」に仕上げられる点は、型付けの大きな魅力です。

4. 長持ちしやすい

正しい型付けを施したグローブは、ポケットが安定し、革への負担も分散されます。
その結果、型崩れが起きにくく、長期的に良い状態を維持できます。
逆に型付けをせず無理に使うと、革が変な方向に曲がってしまったり、部分的に過剰な負担がかかって寿命を縮めることも。
「長く愛用するための第一歩が型付け」と言っても過言ではありません。

型付けをするデメリット

1. 仕上がりの失敗リスク

型付けはグローブに大きな影響を与える作業のため、方法を誤るとポケットの位置がずれたり、柔らかくなりすぎて張りがなくなるといった失敗につながります。
一度クセがついてしまうと修正は難しく、プレーにも悪影響を及ぼしかねません。

2. 革を傷める可能性

型付けは革に熱や衝撃を加える工程が多いため、やりすぎると革の繊維が壊れて劣化を早めます。
特にスチームを長時間当てたり、柔らかくするために過剰なオイルを塗布すると、グローブが重くなったりひび割れが起きやすくなります。
「早く柔らかくしたい」という焦りは禁物です。

3. 思った型にならないことも

型付けには「浅めで素早い送球向き」「深めで安定した捕球向き」といったスタイルがありますが、自己流で行うとイメージ通りに仕上がらないことがあります。
また、お店に依頼する場合でも、要望をしっかり伝えないと自分のプレーに合わない型にされてしまうこともあるため注意が必要です。

4. コストがかかる

ショップでの型付けは一般的に3,000〜10,000円程度が相場です。
グローブ本体の価格に加えて負担が増えるため、学生にとっては少し大きな出費になるかもしれません。
ただし、正しく型付けをしたグローブは寿命が延び、パフォーマンスも向上するため、長期的に見れば決して高い投資ではありません

型付けをしないとどうなる?

新品のグローブは革が非常に硬く、そのままではまともに捕球できません。

  • ボールを弾いてしまう
  • 手が痛くなる
  • ポケットが定まらず捕球が安定しない
  • グローブに良くないクセがついてしまう

つまり、型付けをしない=使えないということです。

かつては「キャッチボールで慣らせばいい」と言われることもありましたが、現代野球では試合や練習で即戦力が求められるため、型付けをするのが常識となっています。

型付けの方法

1. ショップに依頼する

最も一般的で安心できるのが、専門店に型付けを依頼する方法です。

専用のスチーム加工機で革を柔らかくしたり、グローブハンマーでポケットを叩いたりして、短時間で実戦に使える状態まで仕上げてもらえます。

メリット

  • 短時間で仕上がる(即日〜数日で完成)
  • 専門の職人によるため、失敗が少ない
  • 部活や大会前など「すぐに使いたい」ときに便利

デメリット

  • 依頼料として3,000〜5,000円程度かかる
  • 希望を細かく伝えないと「イメージと違う型」になることもある
  • お店によって技術の差がある

ショップにお願いするときは、ポジションや捕球スタイルの希望をきちんと伝えることが重要です。
「浅めで素早く送球したい」「深めでしっかり捕球したい」といった要望を明確にすれば、満足度の高い仕上がりになります。

2. 自分で行う

もうひとつの方法は、自分で型付けを行うやり方です。こちらは時間と手間はかかりますが、その分「自分の手にぴったり合う唯一無二のグローブ」に育てられるのが魅力です。

主な方法は以下の通りです。

  • グローブハンマーで叩く
    → ポケットや捕球面を繰り返し叩き、ボールが収まりやすい形を作る。
  • キャッチボールを繰り返す
    → 実際のプレーを通して自然に革を馴染ませ、実戦感覚で育てられる。
  • 保革オイルを使って揉み込む
    → 適度にオイルを塗って革を柔らかくし、手で揉み込む。革をしなやかに保つ効果もある。

メリット

  • 自分のプレースタイルに合わせた唯一無二の仕上がりになる
  • 型付けの過程そのものがグローブへの愛着につながる
  • 費用を抑えられる(必要なのはオイルやハンマー程度)

デメリット

  • 完成まで時間がかかる(数週間〜数ヶ月)
  • 技術や知識がないと型崩れを起こすことがある
  • やりすぎると革を傷めたり、重くしてしまう可能性もある

自分で型付けを行う場合は、焦らずに少しずつ馴染ませていくことが大切です。特にオイルは塗りすぎるとグローブが重くなり、逆効果になるので注意しましょう。

どちらを選ぶべき?

  • すぐに試合で使いたい → ショップ依頼がおすすめ
  • 時間をかけて自分好みに育てたい → 自分で型付け

両方にメリットとデメリットがありますが、共通して言えるのは「型付けをしないまま使うのはNG」ということ。
あなたの目的やスケジュールに合わせて、最適な方法を選んでみてください。

ショップに型付けを依頼するときのポイント

型付けをお店に依頼する際には、いくつかのポイントをしっかり伝えておくことが大切です。

まず、自分が守るポジション(内野・外野・投手など)を伝えることで、最適な型を作ってもらいやすくなります。また、「浅めで素早く送球したい」「深めでしっかり捕球したい」など、捕球スタイルの希望も具体的に伝えると失敗を防げます。

さらに、革の硬さについて「柔らかめにしてすぐ使いたい」あるいは「硬さを残して自分で育てたい」といった好みを相談しておくと安心です。

最後に重要なのは、信頼できる専門店を選ぶこと。経験豊富な職人に任せれば、長く愛用できる最高のグローブに仕上がります。

型付けで守備力もグローブ寿命もアップ!

グローブの型付けは、必ずやるべき基本工程です。

  • 型付けをしないと捕球できず、試合では使えない
  • メリットは「即戦力」「捕球安定」「手にフィット」「長持ち」
  • デメリットは「失敗リスク」だが、正しく行えば問題なし
  • ショップ依頼でも、自分で時間をかけて育ててもOK

大切なのは、自分のプレースタイルに合った型を作ることです。
ぜひ正しい型付けをして、自分だけの最高の相棒を手に入れてください!

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