こんにちは。野球歴20年以上、グラブ大好きひーちゃんです!
今回は、ザナックスの硬式内野手用グラブ 「トラストエックス IM1型(BHG25IM1X)」 を実際に使用し、その使い心地や特徴を率直にレビューします。
トラストエックスシリーズは“実戦で信頼できる相棒”として高い評価を受けていますが、このIM1型はどんなプレイヤーに合うのか。実際の捕球感、革の質、耐久性などを、他メーカーの人気モデルとも比較しながら解説していきます。

ザナックス トラストエックス IM1型の基本情報

- 型番:BHG25IM1X/硬式 内野手用
- 大きさ:8(約28.5cm)
- ポケット位置:人差し指下
- 革:STキップレザー
- 加工:グラスプ加工(中指・薬指に背骨的補強を入れる新加工)
- 仕様:IM1=土手の紐通し「順とじ」、新3D刺繍ラベル
- 参考価格:¥72,600(税込)
特徴1:浅めポケットで操作性が高い

最初に感じたのは、グラブ全体の軽さと操作性の良さ。ポケットは浅めで、人差し指下あたりに芯があるタイプ。
そのため、ボールをしっかり包み込むというよりは、手の中で素早くボールを扱う印象です。
捕ってから送球までの動きがとにかくスムーズで、二遊間のプレイヤーなどテンポの速いプレーや素早い握り替えを求める選手には非常に扱いやすいのかなと思います。
とはいえ、グローブサイズ(28.5cm)はセカンド・ショート用グローブとしてはやや大きめなので、小さいグローブが好みな方には不向きかも?サードも守るし、セカンド・ショートを守ることがあるというオールラウンドプレイヤーには良いグローブかもしれません。
特徴2:STキップレザーのしっとりとした質感

革はしっとりと柔らかいキップレザー。国内最高峰・STレザーが使用されており、手に吸い付くような質感で、手馴染みが非常に早いのが印象的でした。新品時の硬さが少なく、湯もみ後も自然に形が決まるため、最初から扱いやすいグラブともいえます。
ただし、同価格帯でステアレザーを採用しているローリングスHOHやZETTプロステイタスと比べると、革の厚みとコシはやや控えめ。早く使えるというメリットの反面、長期的に使い込むと柔らかくなりすぎる可能性もあるかなと思います。ただ、STキップの質の高さはやはり一級品。

特徴3:芯材と作りのバランスの良さ

グラブ全体の作りは非常に丁寧で、親指や小指の芯にはしっかりとしたコシがあります。手のひらから指先まで一体感があり、捕球時に“ブレない安心感”があるのはザナックスらしいポイント。
ただし、土手部分はやや柔らかめ。捕球面の張りを重視するプレイヤーには少し頼りなく感じるかもしれません。逆に、軽快さや手の中で操作する感覚を重視する人には非常にフィットする仕上がりです。
ひーちゃんによる「ザナックス トラストエックス IM1型」の正直レビュー
実際に使用して感じたのは、「軽さ・操作性・仕上げの精度」が非常に高いグラブだということ。ボールを扱う動作の流れがスムーズで、特にゴロ処理や速い握り替えの際には明確な使いやすさを感じます。革も柔らかく馴染みが良いので、短期間で試合投入できる即戦力タイプです。
一方で、革の厚みとコシは、やや物足りないなと感じました。これは軽量化とのトレードオフでもありますが、毎日ハードに使う環境では型崩れが早まる可能性があります。
また、ポケットが浅いため、深く包みたい捕球スタイルの選手には不向きかもしれません。型付け時にポケットは深くできますし、IM2型よりは掴み型のグローブではありますが、ザ・サード用として使うには少し頼りなく感じるかも?
入学・入部直後でポジションが固まりきっていない方や、オールラウンドプレイヤーなどにおすすめしたいグローブかな、といえます。

まとめ
ザナックス トラストエックス IM1型は、「軽く・扱いやすく・すぐに使える」ことを重視するプレイヤーに最適なグラブです。革質の柔らかさと作りの精度は素晴らしく、捕球から送球までの流れが自然で、試合中もストレスを感じません。
ただし、革の薄さと浅めポケットの構造上、長期間の酷使や深掴み派にはやや不向き。同価格帯の中でも、ザナックスらしい“堅実な設計思想”を貫いた一本といえます。
- 即戦力で使える内野用グラブを探している
- 操作性と軽さを重視したい
- 国産仕立ての高品質グラブを使いたい
このような特徴を求める方は、ぜひ「ザナックス トラストエックスIM1型(BHG25IM1X)」のご購入を検討してみてください。


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