【野球グラブメーカー紹介】ZETT(ゼット)の歴史と人気モデルを徹底解説

【野球グラブメーカー紹介】ZETT(ゼット)の歴史と人気モデルを徹底解説

野球をする上で、グローブ選びはプレーの質を大きく左右する重要なポイントです。

特に中学・高校から本格的に野球を始める選手や、社会人になっても草野球を楽しむプレーヤーにとって、信頼できるメーカーのグローブを選ぶことは長く野球を楽しむための第一歩と言えます。

数ある野球グローブメーカーの中でも、長年にわたってプロ・アマ問わず多くの選手に愛されてきたのが ZETT(ゼット) です。今回は、そんなZETTの歴史や特徴、展開しているグローブのグレード、そしてプロ選手の使用モデルについて詳しくご紹介します。

目次

ZETT(ゼット)ってどんな野球メーカー?

ゼット株式会社
出典:ZETT 公式サイト

ZETTは1920年(大正9年)10月に大阪で創業したスポーツ用品メーカーです。

創業者は渡邉梁三。創業名は「渡邉梁三商店」で、袋物・鞄・スポーツ用品の製造販売からスタートし、戦前から野球ブームに合わせて本格的に野球用品の取り扱いを拡大しました。戦後を経て事業を発展させ、1950年(昭和25年)12月16日にゼット株式会社として設立されています。

堅実なモノづくりと現場起点の開発で、プロ・アマ問わず幅広いプレーヤーに支持されている定番ブランド、内野手向けの操作性に優れる型や、投手向けの安心感ある設計など、実戦的なラインアップが特徴です。

代表的な愛用選手としては、今宮健太(福岡ソフトバンク)源田壮亮(埼玉西武) らが知られています。

ZETTグローブのグレード一覧

ZETTのグローブは、プレーヤーのレベルや用途に合わせて複数のグレードが展開されています。それぞれの特徴を整理してみましょう。

プロステイタス PROSTATUS

出典:ZETT 公式サイト

ZETT最上位。捕球面の張りとしっかり感にこだわり、厳選した北米原皮を日本のタンナーで加工した専用レザーを採用。モデルにより小指2本入れ設計や、今宮・源田といったプロ選手タイプの型を展開。プロ仕様の耐久性と操作性を求める上級者向け。

ネオステイタス NEOSTATUS

出典:ZETT 公式サイト

高操作性とフィット感を重視した競技者向けグレード。手元バランス設計で扱いやすく、硬式ではNEOSTEP BAND VLのベンチレーション構造(ヌバック×クッション材)など快適性も強化。硬式の**コンパクトモデル(VL)**は少年硬式~中学・女子硬式にも対応するサイズ感。

ウイニングロード Winnig Road

出典:ZETT 公式サイト

軟式のメインストリーム。ボックス型構造で深いポケットを作りやすく、親指芯4層構造でしっかり感を確保。手口紐逆巻きで親指の縦使いを助けるなど、M号球の強い打球に対応する実戦設計。

ソフトステア SOFT STEER

出典:ZETT 公式サイト

買ってすぐ使える柔らかさと、使い込んでも型崩れしにくいオール天然革構造を両立。M号球対応のエントリー~ミドル層向け軟式シリーズで、練習量が限られるプレーヤーにも即戦力。

ゼロワンステージ ZERO ONE STAGE

出典:ZETT 公式サイト

ジュニア向け。深めのポケットでボールが自然に収まりやすく、開閉しやすい設計しっかりレザーでJ号ボールでも安心。ロゴ刺繍など見た目のこだわりもあり、上達の初期段階をしっかり支える。

グランドヒーロー GROUND HERO

出典:ZETT 公式サイト

少年用の“やさしい使いやすさ”を追求。NEWダブルフレックス構造で小指つけ根部の屈曲性を高め、土手芯を薄くして柔軟性をアップするなど、着脱しやすく疲れにくい設計。初めての一球を失敗させにくい作り。

アクロキャッチ ACROCATCH

出典:ZETT 公式サイト

はじめてグラブに触れるジュニア向け。軽くて柔らかい扱いやすさが特長で、掌(捕球面・WEBトップ)に牛革を使い耐久性も確保。背面・平裏に合成素材を組み合わせて軽量性を高めた入門モデル。

リアライズ REALIZE

出典:ZETT 公式サイト

ソフトボール向けシリーズ。小指2本入れ構造で3号ボールの捕球でも抜群の操作性を発揮。背面のステッチバックや紐使いなど、見た目も含めて実戦的・ユニセックスに使いやすい設計。

ライテックス LIGHTEX

出典:ZETT 公式サイト

軟式・ソフト兼用でオールマイティに使える柔らかレザーのベーシックモデル。ステア×合成のハイブリッドで、扱いやすさと価格のバランスに優れる。練習用の“サブ”にも最適。

ZETTのグローブを使用しているプロ野球選手

出典:ZETT 公式サイト

ZETTは、数多くのプロ野球選手とアドバイザリースタッフ契約を結んでおり、特に内野手の守備職人が多く愛用しています。

  • 今宮健太(福岡ソフトバンクホークス/内野手):軽快な守備と強肩で知られる今宮選手は、ZETTのグローブを長年使用。二遊間の華麗なプレーを支える相棒です。
  • 源田壮亮(埼玉西武ライオンズ/遊撃手):ゴールデングラブ常連の名ショート。ZETTの内野手用グローブを愛用し、グラブさばきのしやすさを体現しています。
  • 中村剛也(埼玉西武ライオンズ/内野手):ベテランスラッガーながら、守備面でも信頼の厚い選手。ZETTのグローブを愛用。
  • 村上頌樹(阪神タイガース/投手):2023年に最優秀防御率を獲得した若きエース。ZETTのプロステイタス投手用モデルを使用。

このように、守備の名手やチームを代表する主力選手が愛用していることからも、ZETTグローブの品質と信頼性の高さがうかがえます。

ZETTの人気・定番グローブ3選

ここからは、特に人気の高いZETTグローブを3つピックアップして紹介します。

1. 今宮モデル(内野手用)

出典:ZETT 公式サイト

ソフトバンク・今宮健太選手が愛用するモデル。小ぶりで操作性の高い設計が特徴で、素早いスローイングを可能にします。二遊間を守る中高生プレーヤーから圧倒的な支持を集めており、「とにかく操作性を重視したい」選手に最適です。型は浅めで、しっかりと握り込める形状。捕球から送球までの一連の動作をスムーズに行いたい方におすすめです。

2. 源田モデル(内野手用)

出典:ZETT 公式サイト

西武ライオンズ・源田壮亮選手が使用するモデル。今や「守備の代名詞」ともいえる源田選手のプレーを支えるグローブは、多くのプレーヤーの憧れ。ポケットは浅めで、ボールを握り替えやすく、俊敏なスローイングに対応可能。特にショートやセカンドを守る選手には最適です。耐久性と操作性を兼ね備えており、長く使えるグローブとしても評価されています。

3. BPROG450(プロステイタス/内野手用・主に三塁手向け)

出典:ZETT 公式サイト

ZETTのプロステイタス品番の中でも定番のBPROG450は、主に三塁手向けとして展開される内野手用モデル。しっかり目の土手と適度に深いポケット設計で、強い打球に対する“面の安定感”を重視したつくりが特徴です。サードだけでなく、ショートでも扱いやすいサイズ感で、捕球面の張りと握り替えやすさのバランスに優れています。学生から社会人まで幅広い内野手に選ばれる定番モデルです。

まとめ

ZETTの野球グローブは、創業以来の歴史と職人技による高品質な製品作りが魅力です。プロステイタスを筆頭に、ネオステイタスやウイニングロード、デュアルキャッチ、ソフトステア、ゼロワンステージ、グランドヒーローといった幅広いグレードが用意されており、初心者からプロまで自分に合ったグローブを見つけることができます。

また、今宮選手や源田選手といった守備の名手が愛用している点も、ZETTの信頼性を裏付けています。少しでも高品質なグローブをコスパよく手に入れたい方には、ZETTのグローブは強くおすすめできる選択肢です。

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